ハイドロリリース
こりや痛み、しびれの軽減が
期待できます
ハイドロリリース（筋膜リリース）とはファシア（以前は筋膜と訳されていたもの）を液体の注射でリリース（剥離・緩める）することです。当院ではエコー下に生理食塩水（ごく少量の局所麻酔薬を混注）を用いた注射で発痛減となっているファシアのリリースを行っています。ハイドロリリース（筋膜リリース）は鎮痛のみでなくしびれの軽減や組織の柔軟性・関節可動域の改善も期待できます。
具体的には筋外膜・筋周囲膜、靭帯、腱、脂肪体、神経上膜・神経周膜、血管周囲の結合組織、関節包、骨間膜などがターゲットになります。当院では肩こりや腰痛、関節痛、手足のしびれなど幅広い症状に対して筋膜リリースを行っています。また、必要であれば理学療法士によるハイドロリリース（筋膜リリース）を連携したり、症状の原因となっている姿勢や動きなどの生活習慣の改善も行っています。一般的な薬物療法、関節の注射、マッサージなどで効果がなかった方は、是非お試しください。
- 頚肩の疼痛
- 手や足のしびれ
- 凝り感
- ツッパリ感がある
- 腰痛
- 背部痛
- 関節内注射の効かない
膝関節痛
筋膜（ファシア）に
ついて
ファシアとは
全身にある臓器を覆い、接続し、情報伝達を担う線維性の網目状組織構造です。
臓器の動きを滑らかにし、これを支え、保護して位置を保つシステムです。
胸腹部、筋外膜・筋周囲膜、靭帯、腱、脂肪体、神経上膜・神経周膜、血管周囲の結合組織、
関節包、骨間膜などが含まれます。
ファシアの役割
ファシアは身体の全体に張り巡らされ、バランスを保ちながら張力を発揮することで姿勢を保持していると考えられています。
筋肉や腱の力はファシアを通じて隣、またその隣の筋肉や腱に伝わっていきます。
治療の流れ
カウンセリングや視診、触診などを行い、症状の原因を探ります。
症状の原因が、骨や関節、脊椎などと考えられる場合はレントゲン検査行います。
筋や筋膜、靭帯の症状で、超音波エコー検査が有効と判断された場合はエコー検査を行います。
エコー検査後ハイドロリリース（筋膜リリース）を行います。症状の原因部分にピンポイントで注射を行います。
ハイドロリリース後は特に問題なければすぐにご帰宅いただけます。