通常は2～3日経つと自然と痛みはおさまりますが、中には1～2週間痛みが続く場合もあります。
治療方法としては、内服薬やシップ等の薬物療法、ハイドロリリース（筋膜リリース）などをまず検討します。痛みが長引くようだとリハビリ室での運動療法等も行っています。

首の疾患だと、頚椎の椎間板ヘルニア、頚椎症性神経根症、頚椎症性脊髄症、頚椎後縦靭帯骨化症等が可能性として考えられます。
首の疾患以外で肩凝り症状と手のしびれが併発している場合は、胸郭出口症候群も考えられます。

まずレントゲンを撮り、先天的異常や加齢による変化がないか、俗にストレートネックと呼ばれる頚椎の前弯の消失になっていないか等を診断します。また、しびれがある場合にはMRIを行った上で神経の異常を確認し治療方法を考えます。
治療は医師による薬物療法やハイドロリリース（筋膜リリース）をまず行うことが多いのですが、姿勢の影響も大きいので、姿勢へのアプローチや筋肉の緊張を取る必要がある場合にはリハビリ室で運動療法物理療法を行います。

年齢によって違いますが、40～50代の場合は肩峰下滑液包炎、腱板炎、上腕二頭筋長頭腱炎、石灰沈着性腱板炎等、70代以上の場合は肩腱板損傷が関与している可能性があります。