股・膝・足の
症状について
股・膝等の関節や足の痛みは
症状が悪化する前に
ご相談ください
股・膝や足に痛みがあると、歩行能力が低下して日常生活に大きな支障をきたすおそれがあります。
歩いたり階段を昇り降りしたりするのが億劫になり、外出をためらうようになることも考えられます。
痛みを放置しておくと、症状が悪化してますます日常の生活が困難になりますので、早めにご相談ください。
- 股が痛い
- 足首が痛い
- 足がしびれる
- 膝が痛い
- 足底が痛い
- 足にしこりがある
よくあるご質問
強い腫れや痛み、皮下出血がある場合は、重度の靭帯損傷や骨折の可能性もあります。捻挫くらいと安易に考えず医療機関を受診するようおすすめします。
変形の進行によって関節周囲に炎症が生じたり、タコができることで痛みが悪化することもあるので治療を行うことをおすすめします。
代表的な疾患
変形性股関節症
立ち上がるときや歩きはじめに足のつけ根に痛みが生じます。進行すると痛みは強くなり、常に痛みを感じたり、夜寝ていても痛くなったりします。痛みのほかに機能障害があり、正座や足の爪切りが困難になったり、家事仕事が困難になることもあります。股関節の軟骨がすり減り、関節や骨が変形する疾患で、明確な原因がないのに加齢とともに発症する特発性と、外傷や原因となる疾患がある続発性に分類されます。日本人は多くが続発性で、発育性股関節形成不全が原因であることが多いと考えられます。
変形性膝関節症
立ち上がるときや歩きはじめに膝に痛みが生じます。休むと痛みはなくなりますが、進行すると正座や階段の昇り降りが困難となり、末期では安静にしていても痛みが生じ、膝が伸びなくなるため歩行が困難になります。老化や肥満などによる膝の軟骨のすり減りや変形が原因で、60代以上の男性や50代以上の女性に多くみられます。
半月板損傷
膝を曲げたり伸ばしたりする際に痛みやひっかかりを感じます。悪化すると膝に関節液が溜まったり、膝が動かなくなるロッキングの状態になり、歩けないほど激しい痛みが生じます。膝関節内でクッションの役割がある半月板が損傷した状態で、外傷で損傷する場合と加齢で傷つきやすくなっているところに力が加わって損傷する場合があります。
膝靭帯損傷
スポーツや交通事故で膝に大きな力が加わると、力の方向に応じて種々の靭帯が損傷します。最初は膝の痛みと可動域の制限があり、しばらくすると腫れが目立ってきます。受傷後3週間ほど経過するといずれも軽くなりますが、部位によっては膝の不安定感が目立つこともあります。放置すると、半月板損傷や軟骨損傷を引き起こすおそれもあります。
足関節捻挫
ほとんどは足関節を内側にねじったことによるもので、足関節外側の前距腓靱帯等が損傷した状態です。外くるぶしの前や下に、痛みや腫れが生じます。捻挫の程度は、靭帯が伸びる程度の1度捻挫、靭帯の一部が切れる2度捻挫、靭帯が感染に切れる3度捻挫に分けられています。足関節内側や足部の靭帯の損傷、骨折を合併していることもあります。
アキレス断裂
アキレス腱が断裂する瞬間は後ろから蹴られたような衝撃があり、強い痛みを感じます。断裂の音を自覚することもあります。直後は転倒したりしゃがみこんだりする一方、しばらくすると歩けるケースもあります。足首は動かせますが、つま先立ちはできなくなります。踏み込み、ダッシュ、ジャンプなどの動作で足首の後ろ側にあるアキレス腱に強い力が加わると断裂します。
足底腱膜炎
かかとや土踏まずに痛みが生じます。土踏まずのアーチを保持し、体重がかかったときにスプリングのようにショックを吸収する役割がある足底腱膜に、長時間の立ち仕事やランニングなどの運動で負荷がかかり、炎症や損傷を起こした状態です。加齢や体重の増加が原因で発症するケースもあります。
外反母趾
足の親指がくの字に曲がり、関節が突き出した部分が痛みます。突き出した部分が履物に当たり炎症を起こすと、痛みがひどくなり、履いていなくても痛むようになります。幅がせまく先が細くなった靴を履いて、親指のつけ根が圧迫されるのが原因です。ヒールが高いと、つけ根に加わる力が大きくなりさらに変形します。女性がハイヒールを履いて発症するケースが多く、中年期には肥満や筋力低下が影響して外反母趾になることもあります。